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アルメニアとアゼルバイジャンが戦闘、多数死傷 係争地めぐり

旧ソビエトのアゼルバイジャンとアルメニアの係争地で両国の軍隊の大規模な衝突があり、多数の死傷者が出ています。

 アゼルバイジャン西部のナゴルノカラバフで27日、
アゼルバイジャン軍と
この地域を実効支配するアルメニア軍との間で
大規模な戦闘が発生しました。

タス通信によりますと、
両国ともに
相手側が先に攻撃を開始したと主張していて、
民間人を含む多数の死傷者が出ているということです。

アルメニア政府は
27日に戒厳令を発令し、
この事態に対応するために
国民を総動員すると発表しました。
一方のアゼルバイジャンも
28日から戒厳令の導入を決めていて緊張が高まっています。
ナゴルノカラバフを巡っては、
領有権を主張する両国の間で
30年以上にわたって
紛争が続いていて、
今年7月の戦闘でも
双方に16人の死者が出ていました。

 旧ソビエトの
アルメニアとアゼルバイジャンの間で
軍事衝突が発生し、
双方に多数の死者が出ています。
アルメニアの原発に対する攻撃も
示唆されていて、
緊張が高まっています。

 現地メディアによりますと、
両国の軍隊による
国境付近での砲撃の応酬で、
今週に入ってから
民間人を含む16人が死亡しています。

16日にはアゼルバイジャン国防省の報道官が
「我が国がアルメニアの原発を攻撃できる
ミサイルを保有していることを忘れるな」と
コメントしました。

この発言についてアルメニア側は
「テロの予告には然るべき対抗措置を取る」と
猛反発しています。
両国の間では
旧ソビエトの崩壊後、
アゼルバイジャン領内の
アルメニア系住民が多く住む
地域の帰属を巡って、
武力衝突が繰り返し発生しています。


旧ソビエト連邦の
アゼルバイジャンとアルメニアの間で、
係争地を巡って
軍事衝突が起きました。
双方で合わせて
30人が死亡したとみられています。

 アゼルバイジャンの領内にある
アルメニア系住民の居住地域、
ナゴルノカラバフ自治州で2日、
戦闘がありました。
アゼルバイジャン政府は、
この戦闘で
自国の兵士
12人が死亡したとしています。
一方、
アルメニアの大統領は
18人が死亡し、
35人がけがをしたと明らかにしました。
このほか、
民間人が
犠牲になったという情報もあります。
ナゴルノカラバフ自治州を巡っては、
1994年に
停戦に合意しましたが、
その後も
散発的に戦闘が続いています。

アゼルバイジャンが公開した画像。アルメニアの武装車両が攻撃されたとした

長年にわたり領土争いを続けているアルメニアとアゼルバイジャンが27日、近年で最大規模の武力衝突を起こし、少なくとも23人の死者が出たと伝えられている。

ともに旧ソ連を構成していた両国は、ナゴルノカラバフ地域の帰属をめぐって30年以上対立している。

同地域はアゼルバイジャンの一部として国際的に認められているが、アルメニア系の住民が実効支配している。

1990年代に独立を宣言した際には、戦闘で数万人の死者が出た。その後も散発的に戦闘を繰り返しており、今年7月の国境地帯での衝突では16人が死亡。アゼルバイジャンの首都バクーでは近年最大規模のデモが起こり、ナゴルノカラバフの奪回を訴えた。
ヘリコプターを撃墜

アルメニア防衛省によると、ナゴルノカラバフの主要都市ステパナケルトを含む、民間人居住地域で27日朝、攻撃が始まった。

アルメニアはヘリコプター2機とドローン3機を撃ち落とし、戦車3機を破壊したと述べた。
Recruitment meeting for the Armenian armed forces

画像提供, Reuters
画像説明,

アルメニアは国家総動員を宣言した
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一方、アゼルバイジャン防衛省は、ヘリコプター1機を失ったものの、乗組員は生存しているとした。また、アルメニアの防空システムを12カ所破壊したと発表した。

アルメニアの爆撃により、アゼルバイジャンの1家族の5人が死亡したとされる。

ナゴルノカラバフの独立派は、同派の部隊の16人と女性と子ども1人ずつの計18人が死亡し、約100人が負傷したと述べた。
戒厳令が敷かれる

アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領は27日、「私たちの反撃により、不正な30年にわたる占拠は終わる」と述べ、再びナゴルノカラバフを掌握することへの自信を示した。

アゼルバイジャンとアルメニアの一部とナゴルノカラバフには、軍が非常事態として統治権を握る戒厳令が出されている。
Azerbaijani President Ilham Aliyev

画像提供, EPA
画像説明,

アゼルバイジャンのアリエフ大統領はテレビ演説をした
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アルメニアは国家総動員も宣言した。

同国のニコル・パシニャン首相は、アゼルバイジャンによる「計画的な侵攻」があったとし、「神聖な祖国を守る用意をせよ」と呼びかけた。

また、「大規模戦争」が目前に迫っているとし、国際社会に地域の安定への協力を求めた。
エネルギー市場に影響か

両国がある南コーカサスは、カスピ海の原油や天然ガスを国際市場に運ぶパイプラインが延びている。そのため、この地域での戦闘行為は、エネルギー市場に影響を及ぼす。

トルコのレジェプ・タイイップ・エルドアン大統領はアゼルバイジャンを支持すると表明。国際社会に対し、アゼルバイジャンによる「侵略と残虐行為との戦い」を支援するよう訴えた。アゼルバイジャンはトルコ系住民が大多数を占め、トルコとの関係が深い。

BBCのレイハン・ディミトリ・コーカサス特派員は、トルコの強力な支援が、アゼルバイジャンに大胆な行動を取らせた可能性があると解説した。

一方、アルメニアを支持するとされるロシアは、即時停戦と状況を沈静化させるための協議を求めた。
国際社会が停戦呼びかけ

衝突に関連して国際社会には以下のような動きがある――。

    国連のアントニオ・グテーレス事務総長は「極めて憂慮している」と述べ、戦闘の停止を呼びかけた

    国内にアルメニア系住民の大規模コミュニティーがあるフランスも、即時停戦と対話を訴えた

    アゼルバイジャン、アルメニア両国と国境を接するイランは、平和交渉の仲介役を申し出た

    アメリカのドナルド・トランプ大統領は、戦闘停止の方策を探っていると述べた
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