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005易水歌

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朝代:先秦

作者:佚名

原文:

風蕭蕭兮易水寒,
壯士一去兮不復還。

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風蕭蕭兮易水寒,
壯士一去兮不復還。

さらに続けて

探虎穴兮入蛟宮,
仰天嘘兮成白虹。

これに対して人々は、次のように歌った。
壯士去兮肝腸斷,
無知音兮木筑爛;
身後事兮莫惦念,
生死交兮義如山。


史記『風蕭蕭兮易水寒・壮士一去兮不復還』

ここでは司馬遷が著した史記から『風蕭蕭兮易水寒・壮士一去兮不復還』の「遂発。太子及賓客知其事者〜」から始まる部分の書き下し文・現代語訳(口語訳)と解説を行っています。

前回のテキストはこちら
史記『風蕭蕭兮易水寒・壮士一去兮不復還』(於是太子予求天下之利匕首〜)き下し文・現代語訳と解説

白文(原文)

遂発。
太子及賓客知其事者、皆白衣冠以送之。
至易水之上。
既祖取道。
高漸離撃筑、荊軻和而歌、為変徴之声。
士皆垂涙涕泣。
又前而為歌曰、
「風蕭蕭兮易水寒
壮士一去兮不復還」


復為羽声忼慨。
士皆瞋目、髪尽上指冠。
於是荊軻就車而去。
終已不顧。

書き下し文

遂に発す。
太子及び賓客其の事を知る者、皆白衣冠して以て之を送る。
易水の上(ほとり)に至る。
既に祖して道を取る。
高漸離筑を撃ち、荊軻和して歌ひ、変徴(へんち)の声を為す。
士皆涙を垂れて涕泣(ていきゅう)す。
又前(すす)みて歌を為(つく)りて曰はく、
「風蕭蕭(しょうしょう)として易水寒し
壮士一たび去りて復た還(かえ)らず」と。


復た羽声を為して忼慨(こうがい)す。
士皆目を瞋(いか)らし、髪尽(ことごと)く上がり冠を指す。
是(ここ)に於(お)いて荊軻車に就きて去る。
終(つひ)に已(すで)に顧みず。


現代語訳(口語訳)

こうして(荊軻は)出発しました。
太子と賓客、その事情を知る者は、皆白い喪服と冠を身につけて見送りました。
(一行が)易水のほとりにやってきました。
そこで道祖神を祭って(道中の安全を祈り)旅立ちました。
(筑という楽器の名人である)高漸離が筑を奏で、荊軻はそれにあわせて歌いましたが、その響きは悲壮なものとなりました。
男たちは皆涙を流して泣きました。
(荊軻は)前に進み出て歌を作って言いました。
「風がもの寂しく吹き、易水は寒い(冷たい)。
勇ましい男は一度去ると、もう帰ってはこないだろう。」と。


さらに激昂した声で歌ったので、(荊軻の)心は高ぶりました。
男たちは皆目をいからせ、髪の毛はことごとく逆立ち冠を突き上げていました。
そして荊軻は車に乗って去って行きました。
そして最後まで振り返ることはありませんでした。

単語解説

既祖取道 「祖」とは「道祖神」のこと
既祖取道 「取道」は「旅路につく、旅立つ」と訳す
高漸離 荊軻の友人で筑(琴のような楽器)の名人
髪尽上指冠 直訳すると「逆立った髪が冠を突き上げる」となるが、実際にそうなっているわけではなく、あくまでも、それぐらい心が高ぶっていると読み取る





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風蕭蕭として易水寒く、
壮士一たび去りて復た還らず。

かぜしょうしょうとして えきすいさむく、
そうしひとたびさりてかえらず

風はヒュウヒュウと寂しげに吹き 易水は寒い。
壮士は一度去ったら二度とは戻らない。

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