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003亀と鴨

かめは、
ご存知のように、
家を背中に背負っています。
どんなに頑張っても、
家から出られません。
かめがあまりに出不精で、
特別に
招待したときでも
ジュピターの結婚式に出ようとしなかったので、
ジュピターが罰を与えたのだそうです。

何年も経ってから、
かめは
その結婚式に行けばよかったなあ
思い始めました。
鳥たちは
楽しそうに
飛びまわっているし、
いつも
何でも
見たがって
うさぎシマリスや他の動物たちは
みんな
素早く走っていくのを見ると、
かめは
とても
悲しくて不満に思いました。
かめも
世界を見たかったのに、
背中に家を背負っているし、
小さな短い脚で
体をほとんどひっぱっていけないので、
いつも
そこにいました。

ある日、
かめは
二羽のカモに出会い、
自分の悩みを話しました。

「世界を見せてあげられるよ」
カモたちは言いました。
「この棒を口でくわえていて
そうしたら
私たちが
あなたを空高く運んでいくから。
それで
景色が見れるでしょ。
だけど
口を言わないでいてよ。
さもないと
後悔しますよ。」

かめは
本当に
とても
喜びました。
かめが
棒を歯でかんでしっかりつかむと、
二羽のカモは
両端をくわえ、
雲に向かって
舞い上がりました。

ちょうど
そのとき、
カラスがそばを飛んで、
その奇妙な光景に
驚き叫びました。
「これは
きっと
かめの王様に違いない!」
「うん、確かに---」
かめは
言い始めました。
しかし、
この間抜けな言葉を言うために
口を開いたので、
棒を放してしまい、
地面に落ち、
岩にあたって
こなごなになりました。

Foolish curiosity and vanity often lead to misfortune
ばかげた好奇心をもったり見栄をはると往々にして災難にあいます
  • 存知 
  • 【ぞんじ】 【zonji】 ①
  • 【名・他サ】

  • 知道;晓得(知っていること。心得ていること。承知。覚悟)。
  •   御存知の人/认识的人。
  • 出不精 
  • 【でぶしょう】 【debusyou】 ② 
  • 【名・形動】

  • 腿脚懒,懒得出门的人。
  • (外出を嫌ったりおっくうがったりすること。また、そのさまや、そういう人。)
  •   出不精な人。/腿脚懒的人。
  • 億劫 
  • 【おっくう】 【okkuu】 ③ 
  • 【名・形動】

  • 怕麻烦、不愿意做、懒得动。(気乗りがせず、めんどうくさい・こと。)
  •    ご飯を食べることも億劫に思う。/连吃饭都嫌麻烦。
  •    どんな仕事でも億劫だと思わない。/做什么工作都不嫌麻烦。
  • さもないと 
  • 【さもないと】 【samonaito】 ①
  • 【连语】【接续】

  • 要不然,不然的话,否则。(そうでなければ、と仮定する表現。「然もなくば」とも言う。)
  •   もっといっしょうけんめいやれ,さもないと失敗するぞ。/要更加努力,不然就会失败的。
  •   はやく行こう、さもないと間にあわない。/快走吧,要不然就来不及了。

  • 同:然もないと
  • 掴む 
  • 【つかむ】 【tsukamu】 ② 
  • 【他五】

  • (1)抓;抓住,揪住。(しっかりと握り持つ。)
  •   つかめない。/抓不了。
  •   手をつかんで放さない。/抓住手不放。
  •   髪をつかんで引き倒す。/揪住头发拖倒在地上。
  •   大金を掴む。/抓大钱。
  •   しっかりつかんで放すな。/紧紧抓住别松手。
  •   チャンスを掴む。/抓住机会。
  • 間抜け 
  • 【まぬけ】 【manuke】 ◎ 
  • 【名・形動】

  • (1)愚蠢,痴呆,呆笨,迂阔,糊涂(おろかなこと)。
  •   間抜けなことをする。/做糊涂事;干傻事。
  •   間抜けな笑い方をする。/傻笑;呆笑;憨笑。
  •   まったく間抜けな人だ。/愚蠢透顶。

  • (2)傻瓜,笨蛋,糊涂虫;呆子;二百五(おろかな人)。
  •   彼にそんなことを言うなんてなんという間抜けだ。/你这个笨蛋,怎么对他说那种话。
  • 粉粉 
  • 【こなごな】 【konagona】 ◎
  • 【形動】

  • 粉碎,粉末。(ごく細かに砕けるさま。こなみじん。)
  •   粉粉に壊れる。/摔得粉碎。
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