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010お百姓とお息子たち

金持ちの年とったお百姓が、
あと何日も
生きられないだろうと思って、
息子たちを
ベッドのそばに呼びました。

「息子たちよ」
お百姓は言いました。
「これから
言うことをよく聞くんだ。
うちに何代も
続いた地所を
どうあっても
手放してはいけないよ。
その地所のどこかに
すごいお宝が隠されているのだ。
はっきりした場所は
わからないのだが、
そこにあるんだよ。
お前たちは
きっと
見つけるだろう。
手を抜かないで
どこもかしこも
残らず掘り返して
探してごらん」

父親は死にました。
お葬式が終わると
すぐに、
息子たちは
全力で
掘る仕事にとりかかり、
鍬で
地面をくまなく掘り返し、
農場全体を
ニ、三回いき渡りました。

隠された金は
みつかりませんでした。
しかし、
収穫の時期に
決済をしてみると、
近所の誰よりも
はるかに
大きな利益を得ていました。
それで
父親が話した宝物というのは
豊かな収穫の富なんだ、
一生懸命
耕したから宝を見つけたんだ、
分かりました。

Industry is itself a treasure.
勤勉はそれ自体宝です

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