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012二つの壺

二つの壺が
暖炉の石に並んでいました。
一つは真鍮の壺で、
もう一つは陶器の壺でした。
ある日、
真鍮の壺が陶器の壺に、
一緒に世間に出ていこう、
言いました。
しかし、
陶器の壺は
辞退して、
僕は
すみの火のそばに
いる方がいいだろう、
言いました。

「僕は壊れやすいからね」
陶器の壺は
言いました。
「僕が
どんなにもろいか
知ってるだろ。
ちょっとした衝撃でも
きっと
ぼくは
こなごなになっちゃうよ!」

「それで
家にこもらないでくれよ」
真鍮の壺は
勧めました。
「僕が
よく注意してあげるからさ。
何か固いものに
ぶつかりそうになったら、
僕が
間に立って君を救ってあげるよ」

そこで
陶器の壺は
とうとう承知しました。
二つの壺は並んででかけ、
三本のずんぐりした脚で
最初に
こっち、
次にあっちと揺れて、
一歩ごとに
お互いとぶつかり合いながら
進みました。

陶器の壺は、
そういう付き合いを
あまり長く続けることができませんでした。
十歩も行かないうちに陶器の壺はひび割れし、次に揺れたときにこなごなに飛び散りました。

Equals make the best friends.
分相応の相手が最上の友です



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