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013鷲とコク丸ガラス

鷲が
力強い翼で
急降下して
かぎづめ
子羊をつかむと、
自分の巣へ
さらっていきました。

コクマルガラスは
その様子を見て、
愚かにも、
自分も
大きく力があって
鷲がやったようにやれる
思いました。
そこで
たくさん
はばたいて
猛烈な風をおこし、
大きな雄羊の背中に
素早く降りました。

しかし、
また
飛びあがろうとしたら、
離れられませんでした。
爪が
毛にからまってしまったのです。
しかも
雄羊を連れ去るどころか、
雄羊は
コクマルガラスが
そこにいるのに気づいてもいませんでした。

羊飼いは
羽をぱたぱたさせている
コクマルガラスを目にし、
すぐに
どうしたのかわかりました。
走り寄ると
鳥をつかまえ、
羽を切りとりました。
その晩、
羊飼いは
自分の子どもたちに
コクマルガラスをあげました。

「ずいぶんおかしい鳥だね」
子どもたちは
笑いながら言いました。
「何て鳥、お父さん?」

「お前たち、
コクマルガラスだよ。
だけど
そいつに訊けば、
鷲だっていうだろうな。」

Do not let your vanity make you overestimate your powers.
見栄をはって自分の力を過信してはいけません
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