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011農夫とその子どもたち

ある農夫が死ぬ間際に、
子供たちを枕元に呼び寄せて、
こういいました。

「わたしはもうながくない。
私が死んだら
ブドウ畑を探してごらん。
きっと素晴らしいものが見つかるだろうよ。」

ブドウ畑にどこかに宝物が隠してあるだと
思い込んだこどもたちは、
おとうさんが息を引き取ると、
さっそく
ブドウ畑に隅から隅まで
隈なく
掘りおこしてみました。

宝物のたの字は
見付かりはしませんでした、
ブドウ畑が十分に掘りかえされたので、
ブドウは例年の何倍も実をつけたのです。

労働こそ人間にとって宝なのである。


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村はずれのあるへんぴな場所に年老いた農夫と3人の息子たちがいました。
年老いた農夫はとても働き者で、博識でした。
ですが、誰に似たのか3人の息子たちは、
まったくと言っていい程、働かず怠け者だったそうです。
時は経ち、
年老いた農夫が亡くなる間際に、息子たちにある重要な事を告げました。
「私はもう長くない。

畑に私が今までに積み上げてきた宝物を隠してあるから、

収穫を終えて気が向けば、深く掘り起こしてみなさい。」
子供たちは農夫が死んだ後に、言いつけ通りに畑の隅々まで深く掘り返します。
怠け者の3人も宝物が手に入ると解れば、どれだけでも頑張れました。
しかし掘れども掘れども、宝物は見つかりませんでした。
しかし、
翌年の収穫は、畑がよく耕されたことから、
今までにない大豊作に恵まれました。
「イソップ寓話」農夫とその子どもたち━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
『労働こそが宝、働くことこそが尊い』

というイソップ童話からの教訓です(^O^)

そして何よりも、

大豊作になった翌年以降は、成果が1度は目に見えたからこそ、

3人の息子たちも頑張れた事だと思います!笑
それが農夫の残した、何よりの宝だったんですね!
ここには、もう1つの教訓があります。
人は、「指示、命令」ではなく「動機づけ、感情を刺激する事」が大切だと言うことです(^O^)
キツい坂道で自転車を漕いでて、50メートル先に美人さんが居るだけですこぶる坂道が楽しくない?
さもストイックな自分を演出しつつ、
下心がペダルを進めますよね?
※馬鹿な事書いてすみません。
人材育成やセールス、販促などにも、
このワクワク感や、ふつふつと本人の中から湧いてくるエネルギーを
理解するのがきっと大切なんですね〜(^∇^)
今日も最後まで読んで頂きありがとうございました〜
人生の基礎になる!人間力の磨き方

発行人:ムネ

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ある農夫に、働かず怠け者の3人の子供がいました。
年老いた農夫が亡くなる間際に、
「畑に宝物を隠してあるから、収穫を終えたら深く掘り起こしてみよ」
子供たちに言い残します。
子供たちは言いつけ通り畑の隅々まで深く掘り返しますが、宝物は見つかりません。
しかし、
翌年の収穫は、
畑がよく耕されたことから、
今までにない大豊作に恵まれました。
 
【教訓】 労働こそが宝、働くことこそが尊い。


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農夫とその子たち・・イソップ、
なまけむすこ、
父さんののこした宝物・
・モルダビアほか 16/02/18

  イソップは実在の人間なのか、それとも伝説の架空の人物なのかは定かでなさそうですが、とにかく2600年も前の人物。 


 ・農夫とその子どもたち(イソップのお話/河野与一・編訳/岩波少年文庫/2000年新装)   


農夫が死ぬ間際に、「ブドウ園にいろいろなものが隠してあるから、よくさがして見つけなさい」と子どもたちに言い残してなくなります。  子どもたちは、宝物が埋まっていると思ってブドウ園の土をすっかり掘り返します。ところが、宝物はみつかりません。  しかし、よく耕したので、いままでの何倍もの収穫がありました。 



 ・お百姓とむすこ

(ラ・フォンテーヌ寓話1/川田靖子・訳 馬場かし男/玉川大学出版部/1979年初版)  


ラ・フォンテーヌは3百年前にいたフランスの詩人。  父親が、土地のなかに、たからがかくしてあると言い残して亡くなるのはおなじですが、ここではお金持ちの百姓になっています。ほかのものとの違いは、相続した土地を売ってはならないと遺言します。  働くことが何よりの宝だと示します。

 ・なまけむすこ


(語り継ぎたい日本の昔話4/小澤むかし話大学再話研究会/小峰書店/2011年初版)  


なまけむすこの将来を心配したおじいさんが、自分が死んだら、畑に宝物を埋めてあるから、それを掘り出して使うように言い残して亡くなります。ところが、なまけむすこが、いくら畑を掘っても宝物はでてきません。  

近くの爺様がその様子をみて、豆を畑に植えるようにいい、やがて秋には立派な豆が育ち、なまけむすこは、お爺さんが言った宝物とは、このことだったのかと気がつきます。  

・父さんののこした宝物


(モルダビア)(子どもに贈る昔ばなし9 うさぎ楽土/小澤俊夫監修/小澤昔ばなし研究所/2008年初版)       


ちっとも働こうとしない三人息子を心配した父親が、「たくさんの宝物を壺の中に入れて家の近くに埋めたが、どこに埋めたか思い出せない。その宝物があればお前たちは何不自由することなく暮らしていけるだろうがなあ」と言い残して死んでしまう。  


兄弟たちは宝物を探そうと家のそばに小さな穴を掘り始めます。しかし壺はみつからず、家のまわりや畑を全部掘り返します。  


鋤がなにか固いものにぶつかって掘ってみると、それは重たい石。うんこらうんこら石をかたずけ、さらに土地を掘り返していきますが壺は見つかりません。  


そこで兄弟は、せっかくだからとふわふわとなった土にブドウの苗を植えます。  


しばらくするとブドウのつるは立派にのびて、あまいブドウがたわわに実ります。大豊作となったブドウを売って兄弟は大金持ちになり、父さんが死ぬ前にいった宝物はこのことだったんだと気がつきます。  


モルダビアの話ですが、モルダビアは、東ヨーロッパの一角を占める地域の名称で、ルーマニアの東北部、カルパティア山脈の東、プルート川の西で両者に挟まれた地域にあたり、時にはルーマニア領を越えてプルート川の東にあるドニエプル川を西限とするベッサラビア地方を含めた、さらに広い地域を指すといいます。  イソップの話は簡潔なのですが、モルダビア版はもっとふくらんだものになっています。  

モチーフはどれも同じなのですが、昔も今も、さらに国をとわず、子どものことを考える親の気持ちは同じようです。頭ごなしではなく自然に気が付くようにもっていくのは年配者の知恵でしょう。
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